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サメの歯はむし歯にならない!?

2014年5月6日(火)曇り、肌寒い、GW最後

 

今日は、人の歯でなく、魚類の歯の話しをします。

サメの化石はほとんどは歯しか残りません。

なぜかというとサメの骨はほとんどが軟骨でできているからです。

軟骨は化石で残りにくいのです。残っているとしたらとても珍しい事です。

歯がなぜ残るかというとエナメル質でできているからです。

エナメル質はとても強いのです。

歯を無駄に削ることは良くない!につながりますね!

三橋歯科医院では、無駄に歯を削らないようにマイクロスコープとスコープを使用して治療を行っています!

また、なるべく神経を残す、歯を抜かない、なるべく歯と歯を無駄につなげないことを考え治療計画を立てています。

 

サメはむし歯になりにくいのを知っていますか?

近年の研究により、サメの歯の硬いエナメル質の最表面層がフッ化アパタイト(フッ化リン酸カルシウム)からできていることがわかっています。

フッ化物は、ほとんどの歯磨き剤に有効成分として含まれており、これまでの研究から、フッ化物イオンの濃度が高いとむし歯になりにくいことがわかっていますが、フッ化物のむし歯抑制作用に関する直接的な証拠は得られていませんでした。

このたび、東北大学原子分子材料科学高等研究機構(AIMR)のChunlin Chen(陳春林)助手らは、国内の共同研究者とともに、透過型電子顕微鏡(TEM)を用いてサメの歯のエナメル質の内部を観察し、その原子構造を画像化することに初めて成功した1。今回の研究結果は、フッ素が歯を強くする働きを理解するうえで、フッ素原子とカルシウム原子の特殊な結合相互作用が重要である可能性を示している。(AiM Research参照)

1.Chen, C., Wang, Z., Saito, M., Tohei, T., Takano, Y. & Ikuhara, Y. Fluorine in shark teeth: Its direct atomic-resolution imaging and strengthening function. Angewandte Chemie International Edition 53, 1543–1547 (2014). 

 

残念ながら日本の歯磨材には海外と比べてフッ素濃度は低いです。

しかも世界の中でもかなり濃度が低いのが現状です。

フッ素が本当に効き目があるのか?と疑問に思いつつもフッ素入りの歯磨材を使用していませんか?

私もどれだけの効果があるのかと疑問に思い2010年に歯科先進国であるスウェーデンに行ってきました。

簡単に言えば正しい使用方法でフッ素は効果があります。

疑問に思いつつも現在の日本でフッ素が入っていない歯磨材を探す方が大変ですよね。

本当の正しい使用方法を知りたい方は聞いて下さい!

予防先進国のお話しを致します。

とても勉強になると思いますよ!